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建設資材、建築材料の値段を建築単価と言います。

設計図を基に数量を積算し、単価を掛け、積み上げたものが見積書となります。施工業者を選定する際には、この見積書を基に交渉します。 

建築の世界にいわゆる定価という概念は存在しません。
 
例えば土を掘り起こしたりする土工事の単価は、ゼネコン各社でも相違し、同じゼネコンでも施工場所によっても相違します。
内装材でも、見た目が酷似した材料が多数、市場に出回っていますが、実際の取引価格は大きな巾があります。クライアントの目には、同等に見えても、実勢価格は大きく相違するのが建築単価の不思議なところです。

ゼネコンが下請業者と契約する単価を
発注単価といいます。

これは現場に至る流通経費、現場の施工費等が複合されたものです。そのためゼネコン自身も実際の発注単価は、発注するまで確定できません。
 
各社の経験に基づく予想の単価を積み上げたものが、見積書となります。 

建築単価の実勢価格を把握するのは、相当の経験、知識があって初めて可能なことで、それを持たぬ方は値引き交渉は行えても、厳しい現場監理をする能力がなければ、品質管理は不可能ですから、見かけの価格が下がっただけで、実際には品質が低下しただけという結果になりかねません。
 
専門知識を持たぬ方が施工業者と価格交渉をされるのは、我々から見れば非常に危険な賭けといえます。




  

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