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□見積合わせ方式


設計事務所に依頼した場合、民間工事で一般的に行われる施工業者選定方式の一つです。

設計図書を作成し、数社の施工業者に、その設計図書を基に見積書を作成してもらい、その価格、内容の検討によって、施工業者を選定します。
必ずしも最低価格を提示した業者を選定する必要はありません。

◇メリット      
 
見積明細書(施工に必要な資材、数量を明記した書類)を基に契約するため、工事に変更が生じた場合、請負金額の増減が明確にできます。

また銀行等の紹介業者を参加させても断りやすい面もあります。

◇デメリット     
 
詳細な設計図書を基に見積もりするため、施工業者の持つ経験、知識を活かしにくく、そのため値引き競争となり、価格的に低減出来ても、ゼネコンの現場担当者が相当なコストダウンを強要されるので、品質的には悪化しやすい面があります。


□入札方式


公共工事で一般的に行われる業者選定方式です。

設計図書を基に見積もりしますが、明細書はありません。希望の請負金額のみを記載した札を入れることから、入札と呼ばれます。
建築工事の場合は、最低価格を入れた業者が落札するのが、一般的です。

◇デメリット      
 
この方式は公共工事で、施工業者の見積もりに掛かる労力の低減が主目的であるため、民間工事ではメリットはありません。


□提案見積形式


基本構想(コンセプト)、基本プラン、概要書を基に設計施工の能力をもつゼネコンに、設計提案とともに見積書を提出させ、その内容、価格を検討し、選定します。

◇メリット      
 
ゼネコンの持つ知識、経験を十分に活用し、各社が独自に持つリーズナブルな資材を使用する事で、大きなコスト・ダウン効果が期待できます。
 
但し、この方式を活用するには、内容を正確に評価し、施工監理できる能力を持つ建築士のコーディネートがないと、ゼネコンが一方的に利益を得る事となる恐れがあります。

◇デメリット
      
 
この方式は提案によって、よりリーズナブルな建築を購買するために非常に有効ですが、詳細な設計図書に基づいた見積ではないため、完成形が確定しにくい方式と言えます。


□CM方式


北米で一般的な方式で、コンストラクション・マネージメントの略です。

各工種ごとに見積を徴収し、それぞれ分離発注形式でクライアントが各工種ごとに直接発注し、CM会社が統合監理します。
 
日本ではこういった発注形式の歴史が無いため、躯体をゼネコンが一括請負し、その他の工事を分離発注するのが主流となっています。

◇メリット      
 
分離発注する事でゼネコンの経費を節約するのが狙いです。改修工事等の工種の限られた工事では、大きなコストダウン効果が期待できます。

◇デメリット      
 
日本では馴染みのない形式のため、全ての工事をこの方式で行う場合、必ずしもコストダウン効果があるとは言えないのが実状です。


□ゼネコン設計施工方式


ゼネコン大手の中には、設計事務所顔負けの優秀な設計部を持ち、設計施工で受注するところもあります。 
      
◇メリット      
 
ゼネコンによっては非常に優秀なスタッフがいるので、特殊な分野での技術的な優位性のある場合がある。 

◇デメリット      
 
ゼネコン任せにすれば、手抜き工事をされる可能性は否定できません。
これはゼネコンが営利企業であり、コスト削減が至上命題である以上、避けて通れません。
特に近年は厳しい価格競争の末の受注が一般的で、現場の責任者はコストの削減を厳命されており、品質維持、向上のためにコストを掛けるなんて事はありえません。

厳しい第三者の監理の目がなければ、少々のミスには目をつむり、コスト、工期優先で施工を遂行するのは自明の理です。






  

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